テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜・午前８時）は１５日、パリ五輪で起きたネット上での選手への誹謗（ひぼう）中傷問題を特集した。
スタジオでは複数の選手への誹謗中傷を伝えた。日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は「侮辱や脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討する」と注意喚起したことなどを伝えた。また、スタジオには２００８年の北京五輪野球の準決勝・韓国戦、３位決定戦・米国戦と左飛を連続で落球し誹謗中傷を受けた元プロ野球選手でタレントのＧ．Ｇ．佐藤がゲスト出演した。
佐藤は、１６年を経た現在も自分のＳＮＳに「今でも許してないぞ」など誹謗中傷のメッセージが送られていることを明かし「結果が出なくて一番悔しいのは選手。だからこそ追い打ちをかけないでほしい」と伝えた。
司会の羽鳥慎一アナウンサーから自身の経験を踏まえ「ＳＮＳの誹謗中傷で訴えたいこと」を聞かれた佐藤は「今回、オリンピックで活躍できなかった選手もいると思いますけど、それは解釈によっては過去は変えられると思うんで」と明かし「時間がたつかもしれませんけど私はとんでもないエラーしましたけど、今、明るく生きられていますし、モーニングショーにも出られたんでエラーのおかげで。明るく自分と向き合って解釈によって未来を明るくしてもらいたいと思います」とメッセージを送った。