テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は15日、SNSでの誹謗中傷問題を特集した。
パリ五輪での選手に対する投稿、YouTuberでタレントのフワちゃんがお笑いタレント・やす子に対してSNSでの不適切投稿を行った問題などを報じた。
さらに29歳のフリーアナウンサーがSNSでの投稿が問題で所属事務所から契約解消になった問題も報道。アナウンサーは今月8日に「X」(旧ツイッター)に男性の体臭をめぐり投稿し批判が殺到。10日に所属事務所が「異性の名誉を毀損(きそん)する不適切な投稿行為が認められた」として契約が解消された。
この事態にSNS上では契約解消は「やりすぎ」などアナウンサーを擁護する意見も多く書き込まれた。番組では、所属事務所を取材し契約解消に至った理由を「苦渋の判断となった背景には当社宛てに発言で深く傷ついたという内容のメールや問い合わせが多数届いたこともあります。アナウンサーは言葉を扱うプロでお客様から『安心して任せられる人 安心して聞いていられる人』という信頼関係でなりたっていると考えています。当社では言葉で誰かを傷つけることがないようにということを大切にしているため業務委託契約を続けることは困難という苦渋の決断に至りました」と説明した。
コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「事務所側が巻き込まれたくないというふうなことがあったんではないかと推察します」とし「僕も過剰反応なんじゃないかなと思いました」と指摘した。
続けて「仮に社員でも同じことやりますか?って。そういうふうなことをやってクビにしたりしたら訴えられたら負けるんじゃないかなと思います」と指摘。さらに「法的には従業員じゃないかもしれないけどタレントさんとしては、事務所に対しての恩義とか感じつつお互いに信頼関係でやっているという意味では、雇用契約ではないとしてもそれなりの信頼関係があるってことでいえば、これは過剰反応なんじゃないかなと思いました」と繰り返した。その上でアナウンサーの体臭に対する「コメントの善しあしは置いておいてなんだけど」と明かしていた。