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三代大訓がV1戦KO宣言  日本人地域王者たちとの統一戦へ「そこにいくつもりでいる」三冠達成目指す

スポーツ報知 2024年8月15日 15時13分

◆プロボクシング▽日本ライト級(61・2キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・三代大訓―同級11位・宮本知彰(16日、後楽園ホール)

 タイトル戦の計量が15日、都内で行われチャンピオンの三代大訓(29)=横浜光=は61・1キロ、挑戦者の同級11位・宮本知彰(31)=一力=は60・9キロでともに1回でクリアした。4月に仲里周磨(オキナワ)を判定で下した三代にとっては初防衛戦。ウェートコントロールが難しい夏場の減量を乗り切り「いつも通り。万全です」と好調をアピールした。

 V1戦とはいえ、過去に東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得するなど実績は十分。目の前の日本タイトル防衛戦も重要だが、その先に目指すものもはっきりとしている。「地域タイトルを統一したい。そこにいかないといけないと思っている。いくつもりでいます」。地域タイトルを持つ他の2人の日本人王者は、東洋太平洋王者の宇津木秀(ワタナベ)、中大時代の先輩でもあるWBOアジアパシフィック王者の保田克也(大橋)。2人のチャンピオンとの統一戦を希望し、宇都木、保田も前向きな姿勢を示している。実力者3人による対戦が実現に動きだし、3冠達成の先には世界挑戦も見えてくる。

 そのためにも初防戦を「実力差を見せて勝ちたい。KOかTKOで決めたい」と三代。きっちりと結果を出し統一戦の舞台へと駒を進める覚悟だ。

 一方、タイトル初挑戦の宮本は「こんなところ(タイトル戦)までこれるとは思ってなかった。悔いの無いように戦いたい。最後に大きな花火を打ち上げます」と番狂わせを狙う。

 戦績は三代が15勝(4KO)1敗1分け、宮本は10勝(8KO)8敗。宮本はプロ8年目での初のタイトル戦。

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