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畑山隆則さん再起戦控える重岡優大の仕上がりに太鼓判「びっくり。僕は試合10日前にこんなに動けなかった」

スポーツ報知 2024年8月15日 16時10分

◆プロボクシング ▽ライトフライ級(契約体重48・6キロ以下)10回戦 重岡優大―サミュエル・サルバ(8月24日、大阪・大和アリーナ)

 元WBA世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)、同ライト級(61・2キロ以下)王者の畑山隆則さんが15日、都内で行われた再起戦を控える重岡優大(ワタナベ)の練習を視察した。ABEMAの番組収録のため、ジムに訪れていた元世界2階級制覇王者は前WBC世界ミニマム級(47・6キロ以下)王者のシャドーボクシング、スパーリング各4回を真剣な表情で見守った。

 スパーリングではWBOアジアパシフィック・ミニマム級9位のリチャード・ガルデ(フィリピン)に押し込まれる場面もあったが、重岡もカウンターや強烈なボディーを披露。「試合10日前でね、これだけ動ければ問題ない。体調もいいんじゃないですか。相手は減量していないからね」と仕上がりに太鼓判を押した。

 自身の現役時代を含め「試合(まで)10日切ったところが地獄ですからね。僕はこれだけ動けなかった。ちょっとびっくりしました」とボクサーにとって最も苦しい時期にキレのある動きを見せたことに驚きを隠せない。

 さらに、練習をメディアに公開したことに「僕は苦手でしたからね。公開スパーだけにしてくれとね。手を抜いてね(笑い)」と自身は公開練習が嫌いで、見せても本気の練習は披露しなかったという。3月に2度目の防衛戦で敗れた重岡が今回、再起戦でWBO世界12位のサミュエル・サルバ(フィリピン)と対戦することにも驚くばかり。「再起戦で世界ランカー。ちょっと考えられないというかね。実力もあるし、自信もあるんでしょうね。世界ランカーとやるってことは、世界戦みたいなもんですからね。はっきり言って。すごいなと思いますね」と感心していた。

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