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大谷翔平、史上最速「40―40」達成現実味!これまでの記録は148試合目…「35―35」121試合で到達

スポーツ報知 2024年8月16日 0時0分

◆米大リーグ ブルワーズ5―4ドジャース(14日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地・ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数無安打で4試合ぶりノーヒットだったが2盗塁を決め、これでチーム121試合で史上16人目となる35本塁打、35盗塁の「35―35」を史上2番目の速さで達成した。さらに、目前に迫ってきたメジャー6人目となる「40―40」も、06年のソリアーノ(ナショナルズ)の148試合を上回る史上最速での達成が現実味を帯びてきた。

 まだ121試合目 縦横無尽に駆けた。3点リードの2回1死。バットを直前に折られながらも四球で6戦連続出塁とした大谷は2番・ベッツの2球目にスタート。34盗塁目を決めると、2死後、相手の隙を見逃さず、3番・フリーマンの2球目に三盗。リーグ単独2位となる35盗塁目だ。「盗塁で得点圏に進むことも(1番の)大きな仕事」と話す大谷は任務を遂行。リーグトップの37本塁打と合わせ、史上16人目の「35―35」に到達した。

 メジャーで最も多い5発を放っているブ軍先発・モンタスをこの日は仕留められず、4打数無安打で3戦連発は逃した。8月は12試合で打率1割7分6厘、9安打ながら、5本塁打、7盗塁。本調子ではなくてもシーズン49発&46盗塁ペースとなり、メジャー6人目の「40―40」、史上初となる「45―45」ペースにも再び乗った。

 ただ達成するだけではないのが大谷だ。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、出場118試合目での到達は98年ロドリゲス(マリナーズ)と並んで史上2番目の早さ。さらに「40―40」については全米野球記者協会のE・スティーブン記者がXで「最も早く『40―40』を達成したのは、チーム148試合目(06年のソリアーノ)。大谷翔平はドジャースの121試合目で37本塁打、35盗塁」と偉業の最速達成の可能性を伝えた。8月中の達成も十分に考えられる。現地記者も試合中に大谷の記録をこぞって報じるなど注目度は段違いだ。

 ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースは連勝が5で止まり、同2位のパドレス、Dバックスに2・5差に迫られた。記録より白星に飢える大谷は「盗塁は高い確率でいけると思った時にしっかりできれば、勝利に貢献できる確率が高くなる」と話す。苦境に陥った時、大谷のバットのみならず足が、ド軍を救う時が来るはずだ。(中村 晃大)

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