◆第106回全国高校野球選手権大会第10日▽3回戦 東海大相模8―1広陵(16日・甲子園)
東海大相模(神奈川)が広陵(広島)との強豪対決に12安打8点で大勝し、8強一番乗り。9年ぶりの準々決勝進出を決めた。神奈川勢は2年連続のベスト8で、昨年Vの慶応から夏7連勝となった。
東海大相模は1点を追う3回、3四死球で1死満塁のチャンスをつくると、3番の中村龍之介(2年)が中前2点適時打で逆転に成功。5回には1死三塁から才田和空(3年)が右前適時打。さらに二、三塁から中村が中前に2点適時打を放ち、この回3点と突き放した。
6回1死二塁から3者連続の適時二塁打で広陵のプロ注目エース右腕・高尾響(3年)を攻略。点差を広げた。
初戦に続き先発した今秋ドラフト候補左腕の藤田琉生(3年)は6回2安打1失点と好投。元巨人捕手の原俊介監督(46)に聖地2勝目をプレゼントした。投打がかみ合った相模ナインが、縦じまのプライドを胸に頂点へ突き進む。