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【甲子園】16強敗退の広陵・高尾響は「社会人かプロ」 初のリリーフ起用も5失点に中井監督「監督の責任」

スポーツ報知 2024年8月16日 16時9分

 ◆第106回全国高校野球選手権大会第10日 ▽3回戦 東海大相模8―1広陵(16日・甲子園)

 広陵(広島)は、東海大相模(神奈川)に敗れ、準々決勝進出を逃した。

 エース右腕の高尾響(3年)は、1―2の5回1死三塁から2番手で登板も、長打を含む3連打を浴びて3点を失った。「この前と比べて自分の状態的にはあまり良くなかった。しっかり準備が出来ていなかった」と右腕。6回には、1死二塁から3者連続で二塁打を浴びさらに3失点するなど、1回2/3を7安打5失点で降板した。

 高尾は、1年からエースナンバーを背負い、4強入りした2年春から4季連続で甲子園に出場。全9試合を投げ、この日が初めてのリリーフ登板だった。「1年から背番号1つけて、周りにいろんなこと言われて。でもそれにへこたれず。1回も誰にも1番を譲ることなく、ずっと先発マウンドを踏み続けてきた彼を、先発させなかった。監督としてすごく悩んだ」と中井哲之監督。広島大会で高尾より多い6試合22イニングを投げ1失点と好投した山口大樹に先発を託し、高尾を後ろに回したが、相手打線は止められなかった。指揮官は「勝つために山口を先発させた監督の責任。山口を責めるわけじゃない」と2人をかばい、「これを彼らがどう捉えて、どう頑張っていくかがすごく大事。そうなるようにもっと見つめていきたい。後ろ姿を」と、今後に期待をかけた。

 試合後、進路について高尾は「まだ明確に決まってないんですけど、社会人かプロ目指して。(プロ志望届を提出)する形になるとは思いますけど、まだ分からないです」とした。また、4番で主将の只石貫太捕手(3年)は大学進学予定と明かし「目標はプロ野球選手なので、そこで高尾と対決だったり、バッテリーを組めたら」と話した。

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