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飯村樹輝弥がパパ1勝 日本フライ級王座3―0大差判定で3度目の防衛に成功

スポーツ報知 2024年8月16日 21時30分

◆プロボクシング▽日本フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・飯村樹輝弥(判 定)同級4位・見村徹弥(16日、後楽園ホール)

 チャンピオン飯村樹輝弥(26)=角海老宝石=が大差判定で3度目の防衛戦に成功した。序盤から前に出て挑戦者の同級4位・見村徹弥(28)=千里馬神戸=にパンチをヒット。中盤になると、連打もまじえ確実にポイントを奪い2人のジャッジがフルマークをつける圧勝でベルトを死守した。「判定でも大差で勝てました。倒せなかったことは次の課題にします」と反省も忘れなかったが、ピンチというシーンが無いほどの圧勝となった。

 是が非でも勝たなければならなかった。今月1日に元ボクサーでセコンドも務める真成美夫人が第一子となる長女を出産。「出産に立ち会い、新しい命の誕生に感動した。妻があれだけ頑張ったのだから次は自分の番」と臨んだリング。試合1か月前からジム近くにウィークリーマンションを借りて試合に備えたため、まな娘とは数時間しか一緒に過ごしていない。パパ初白星となった飯村は「まだ一緒にいる時間が少なくて実感がわきませんが、これから一緒に過ごして実感も湧いてくるでしょうね」と自然と笑みがこぼれた。

 目標は日本王座の防衛では無く、その先にある世界のベルトだ。フライ級はWBAがユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、さらに前WBA、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)が階級を上げ参戦する激戦区。「フライ級が盛り上がってきましたが、その中で存在感を発揮していくにはリングでいい結果を残すことだけ」と、防衛を重ねてチャンスをうかがう姿勢だ。

 戦績は飯村が7勝(2KO)1敗、見村は12勝(3KO)5敗。

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