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ドジャースが1点差勝利で大きな白星 大谷翔平はヌートバーと再会も5打数無安打 8月打率・164

スポーツ報知 2024年8月17日 11時55分

◆米大リーグ カージナルス6―7ドジャース(16日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、敵地・カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。選手がそれぞれ個性を表現する「プレーヤーズ・ウィークエンド」で、大谷は両足かかと部分に愛犬・デコピンのデザインが施された特注スパイクなどを使用したが、5打数無安打で2試合ぶりノーヒットに終わった。打率2割9分1厘に下げ、8月は14試合で月間打率1割6分4厘となった。

 それでも、ナ・リーグ西地区首位のド軍は2点を追う6回に2番・ベッツの12号ソロ、8番・キーアマイヤーの5号3ランで一挙5点を奪って逆転。その裏2点を返されたが、リリーフ陣が何とか踏ん張って逃げ切った。8月に入り、同2位のパドレス、Dバックスの猛追を受け、2ゲーム差まで迫られていたが、この日Dバックスは敗戦。大きな白星を手にした。

 カ軍先発は元巨人のM・マイコラス投手(35)だった。15~17年にはNPB通算31勝をマークした日本でもおなじみの右腕だ。メジャー復帰後も18年に18勝を挙げるなどしたが、大谷はこの日まで通算5打数4安打の打率8割と得意にしていた。しかし、初回の第1打席は5球連続ファウルなど11球粘った末に空振り三振、2回2死二塁の第2打席は初球を打って二直、5回2死の第3打席は左飛とこの日は3打数無安打だった。6回2死一塁の第4打席は3番手左腕・リベラトレから遊ゴロ、9回1死の第5打席は5番手左腕・ロメロの前に空振り三振に倒れた。

 大谷はエンゼルス時代も含め、カージナルス戦だけは本塁打を打ったことがなく、3試合ぶりの38号が出ればメジャー7年目で日本人選手では初めての“30球団制覇”だったが、この日はお預けとなった。

 この日の試合前には昨年3月のWBCで共闘し、侍ジャパンの世界一にともに貢献したヌートバー(カージナルス)と再会。ヌートバーからはようやく「結婚おめでとう」などと声をかけられたという。キャッチボール中だった大谷も笑顔で応じていた。ロバーツ監督は今後大谷に休みを与える予定を聞かれると「NO」と3度繰り返すなど、替えの利かない存在なのは間違いない。仲間との再会を復調のきっかけにしたい。

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