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大谷翔平が怒りのバット投げ 8月打率1割6分4厘…明かしていた感覚のズレ

スポーツ報知 2024年8月18日 4時0分

◆米大リーグ カージナルス6―7ドジャース(16日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、敵地・カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。MLBの企画で“デコピンスパイク”など特注用具で臨んだが、5打数無安打で珍しく負の感情を爆発させた。

 1点リードの9回1死。ボール球に手を出して空振り三振に倒れた大谷はベンチに戻ると、特注バットを思い切り投げつけた。2試合ぶりノーヒット。8月は14試合で5本塁打ながら、月間打率1割6分4厘と低迷し、リーグ8位の打率2割9分1厘まで転落した。

 この日からの3試合は選手が個性を表現する「プレーヤーズ・ウィークエンド」として開催される。大谷は愛犬・デコピンが左右のかかと部分にデザインされたスパイクを履き、「改善」「世界一」と漢字が刻まれたバットを握った。だが、「打ったと思ってもいい角度で上がっていない」などと悩んでいた感覚のズレは、今なお“改善”されていないのかもしれない。

 チームは6回に一挙2発5得点で逆転勝ち。猛追する同2位のパドレス、Dバックスがともに敗れ、3ゲーム差に広げたのが救いだった。(中村 晃大)

 ◆プレーヤーズ・ウィークエンド 17~19年に開催されたMLBと選手会が企画する、選手の個性に焦点を当てたイベントで今年が5年ぶりの開催。前回人気を博したニックネーム入りの特別ユニホーム着用は行われないが、特別キャップが用意され、選手は特注デザインのバットやスパイクを使用。ドジャース・フリーマンは「ギラン・バレー症候群」と診断されて闘病していた三男・マックス君ら息子の名前が入った道具で試合に臨んだ。

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