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大谷翔平、第1打席は四球→36盗塁目→先制の生還 不振の8月も足に不調なし 「40―40」前進

スポーツ報知 2024年8月18日 8時29分

◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(17日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、敵地・カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。初回先頭の第1打席はフルカウントからの8球目を見極め、2試合ぶりの四球を選んだ。16日(同17日)に続き、この日も選手がそれぞれの個性を表現する「プレーヤーズ・ウィークエンド」の試合。大谷は両足のかかと部分に愛犬・デコピンのデザインが施された特注スパイクなどを使用している。

 続くベッツの打席では二盗を決め、2試合ぶりの今季36盗塁目。ベッツの左飛の時にタッチアップで三塁に進むと、フリーマンの中前適時打で先制のホームを踏んだ。史上6人目となる40本塁打、40盗塁「40―40」にまた前進した。

 昨季までのエンゼルス時代も含め、カージナルス戦だけ本塁打を打ったことがなく、4試合ぶり38号で、メジャー7年目で日本人選手初の“30球団制覇”の期待もかかっている。カ軍先発はN・パランテ投手(25)。大谷はこの日まで今季1度対戦し、1打数無安打だったが、しっかりボールを見極めた。

 前日16日(同17日)の同戦では5打数無安打で2試合ぶりのノーヒット。9回に空振り三振に倒れた際はベンチに戻ってバットを投げつけるなど珍しく負の感情を爆発させるシーンもあり、それほど状態は良くない。8月はこの日まで14試合で5本塁打も月間打率1割6分4厘。同日の試合前には、昨年3月のWBCで共闘したL・ヌートバー外野手(カージナルス)と再会。今年2月末に発表した結婚のことを祝福され、笑顔を見せていたが、侍の仲間の前でも快音を響かせることはできなかった。

 この日の試合前には、ロバーツ監督が「ここ3週間における彼の四球(出塁)率は大幅に下がっている。スイングするかしないかの判断も良かった時のようにはできていない」と話していたが、初回の打席が復調のきっかけになるかもしれない。

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