第１０６回全国高校野球選手権は１９日、準々決勝４試合が行われる。神村学園（鹿児島）は１８日、西宮市内のグラウンドで練習を行った。１７日・岡山学芸館戦で待望の今大会初安打を記録するも、ここまで１３打数１安打と苦しんでいるプロ注目の４番・正林輝大右翼手（３年）も約１時間半の打撃練習に汗を流した。
コーチと何度も動きの確認を行い、修正を重ねた打席ではバックスクリーン直撃弾も飛び出した。復活の予感を漂わせた正林は「トップの位置が低くなっていたので、思い切って上げようと」と練習のポイントについて語った。また、今大会に関して「自分の結果ばかり求めてしまっていた。１発も打ちたいが、まずはチームが勝つためにやるべきことをしっかりと」と反省。次戦へ向けて思いをたぎらせた。
準々決勝は３回戦で早実との死闘を制し、公立校唯一の８強入りを果たした大社と戦う。快進撃を続ける難敵に、小田大介監督（４１）は「想像以上に粘り強い。泥臭く、必死に野球をしているので、すごい強敵だと思っています」と警戒。「プラン通りには行かないと思うので、どんな形でも相手より１点上回って勝ちます」と意気込んだ。