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【広島】坂倉将吾が先制決勝3ラン 20日から巨人に3連勝で優勝マジック点灯

スポーツ報知 2024年8月19日 4時0分

◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―8広島(18日・神宮)

 “絶好調男”坂倉が、16安打8得点の猛打の口火を切った。初回2死無走者からつくった二、三塁の好機で先制の8号3ラン。「まだ、だいぶ迷惑をかけている。まだまだ取り返すつもりで頑張りたい」。長打3本で猛打賞をマークし、前半戦打率2割3厘から後半戦4割8厘という巻き返しぶりで打線を引っ張り、2位・巨人と再び1ゲーム差に広げた。

 7月にリーグ最低のチーム打率2割1分1厘と苦しんだ打線が、8月は同1位の2割8分。後半戦開幕の際、新井監督は「前半戦は投手に助けてもらうことが多かった。後半戦は野手が何とかカバーしてやろう」と、ミーティングでハッパをかけた。16安打は9日の阪神戦(京セラD)以来4度目だが、小園、末包、坂倉のクリーンアップ3人で8安打のうちの5本を含む9長打は今季最多だった。

 投手陣も、7月以降は早期降板が目立っていた九里が、復調の兆しを見せる無四球投球の6回1失点で6勝目。8月のチーム防御率2・33はリーグ1位と、投打がかみあってきた。貯金も再び今季最多タイ13。20日から敵地・東京Dで巨人と3連戦。「ウチの選手もみんなギラついてますから。だから、楽しみ」と新井監督。首位攻防で3連勝なら、22日に優勝マジックが点灯する。(畑中 祐司)

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