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大谷翔平、カージナルス戦で「1番・DH」先発 史上最速「40―40」へ残り2本&3盗塁

スポーツ報知 2024年8月19日 0時32分

◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(18日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、敵地・カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場する。史上6人目となる40発、40盗塁の「40―40」までは残り2本と3盗塁。2戦連発の39号が生まれれば、まずは2年連続3度目の40本塁打に王手をかけることになる。

 前日17日(同18日)の同戦では、5回2死から4試合ぶりの38号ソロ。本塁打では今季最も低い角度21度の弾丸ライナーで、右中間フェンス後方にあるカ軍ブルペンに打ち込んだ。大谷はエンゼルス時代も含め、カージナルス戦だけはホームランをマークしたことがなかったが、メジャー7年目、通算209本目のアーチで日本人選手初の“30球団制覇”を達成した。

 しかし、8月は15試合で6発目としたが、月間打率はいまだ1割7分2厘(17日終了時点)。打撃の中で構えた時の感覚を最重要視する大谷は「構えている段階でいい未来が見えていない感じ」と独特の表現で苦悩の深さを表現した。本調子ではない中で本塁打を重ねていることはさすがとしか言えないが、完全復活はまだ先となりそうだ。

 ただ、足にスランプはなく、17日(同18日)は初回先頭で四球を選ぶと、“デコピンスパイク”で2試合ぶりの36盗塁目。3回先頭では空振り三振も振り逃げで一塁に残り、リーグ2位タイとなる37盗塁目を決めた。今季はここまで121試合でリーグ7位の打率2割9分1厘、同1位の38本塁打、同2位の87打点、同2位タイの37盗塁(17日終了時点)。49本塁打、48盗塁ペースで、史上初となる「45―45」、さらには「50―50」も視界に捉え、史上最速8月中の「40―40」達成は目前だ。それでも「勝ちを積み上げて、なるべく余裕のある状態で9月に入れればベスト。今はその方が大事かなと思います」と混戦となっているナ・リーグ西地区において、個人記録よりもチームの勝利が最優先だ。

 この日のカージナルス先発は今季11勝のS・グレイ投手(34)。大谷は18年以来6年ぶりの対戦。当時は1打数無安打1打点1四球だった。17日の6回の守備で右手中指を痛め、8回に途中交代したフリーマンがこの日は欠場。“MVPトリオ”は一時解体となるが、大谷ら全員でカバーする。

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