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今永昇太が5回1失点の粘投も援護なく10勝目はお預けに 2回の被弾が悔やまれる1球に

スポーツ報知 2024年8月19日 4時46分

◆米大リーグ カブス―ブルージェイズ(18日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブス・今永昇太投手(30)が18日(日本時間19日)、10勝目を狙って本拠地・ブルージェイズ戦に先発し、5回97球を投げて、4安打1失点、6奪三振で降板した。0―1と打線の援護なくリードを許してマウンドを降りたため、10勝目はならなかった。防御率は3・11となった。

 初回は中直、空振り三振で簡単に2アウトを奪ったがゲレロに四球、続くカークに左前安打を許して一、二塁のピンチを迎えたが、左打者のホルウィッツを左直で無失点。初回だけで31球を要し、少し首をかしげながら納得いかなさそうにマウンドを降りた。

 雨が強くなってスタンドを離れるファンも増えた2回は、先頭のバーガーを空振り三振。続く打者も打ち取ったが、2死走者なしからロパフィドに高めの90・0マイル(約144・8キロ)直球を右翼席に運ばれ、3号ソロで先取点を献上した。

 3回は先頭のスプリンガーに左前安打。初めて先頭打者の出塁を許し、1死二塁と得点圏に走者を背負ったが、遊撃手・スワンソンの好守もあり追加点は与えなかった。4回は1死から2者連続三振を奪うなど、この試合初めて3者凡退。3回から8者連続アウトで、5回2死走者なしからスプリンガーに遊撃への内野安打を許したが、クレメントからこの試合6個目の三振を奪って踏ん張った。

 この日が23試合目の先発だった今永。6日(同7日)の本拠地・ツインズ戦で7回2安打2失点の好投で9勝を挙げ、前回登板の12日(同13日)の敵地・ガーディアンズ戦は5回7安打7失点(自責3)で勝敗はつかなかった。日本人投手が1年目で2ケタと勝利となれば、1995年野茂(ドジャース、13勝)、2002年石井一(ドジャース、14勝)、07年松坂(レッドソックス、15勝)、10年高橋尚(メッツ、10勝)、12年ダルビッシュ(レンジャーズ、16勝)、14年田中将(ヤンキース、13勝)、16年前田(ドジャース、16勝)、23年千賀(メッツ、12勝)に次ぐ9人目だった。

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