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錦織圭6年ぶりに日本の観客の前でプレーへ…9・14、15開催デビス杯メンバー入り

スポーツ報知 2024年8月19日 10時2分

 日本テニス協会は19日、男子国別対抗戦デビス杯ワールドグループ1部コロンビア戦(9月14、15日・有明コロシアム)のメンバーを発表。西岡良仁(ミキハウス)、ダニエル太郎(エイブル)、望月慎太郎(木下グループ)、錦織圭(ユニクロ)、綿貫陽介(SBCメディカルグループ)の5人が選出された。オンライン会見した添田豪監督は「選手選考でベストな布陣で戦いたい気持ちと、デビス杯に強い思いを持っている選手と戦いたいという気持ちでこの5人を選んだ」と説明した。

 元世界ランキング4位の錦織が出場すれば、日本で試合をするのは21年7月の東京五輪以来。有観客でのプレーは18年9月の楽天ジャパンオープン(武蔵野の森総合スポーツプラザ)以来6年ぶり。デビス杯は20年3月のコロンビア戦(兵庫・ブルボンビーンズドーム)で選出されたが出場機会はなく、出場は16年9月ウクライナ戦(大阪)のダブルス、シングルスは16年3月の英国戦(英バーミンガム)でA・マリーと激闘を演じて以来となる。

 錦織は今年3月のマイアミ・オープン(OP)で左膝の故障から約8か月ぶりに実戦復帰。その後も継続して試合に出られない状況が続き、11日に閉幕したパリ五輪で日本勢で初めてシングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの3種目に出場したが、混合ダブルスの1勝のみに終わった。直後のナショナルバンク・オープン(モントリオール)では2回戦で世界11位のチチパス(ギリシャ)を撃破し準々決勝まで進出と一気に復調気配をみせた。4大大会の全米オープン(26日開幕・ニューヨーク)には出場せず、イタリアでツアー下部大会に2週続けて出場したのち、日本でデビス杯に臨む日程となっている。

 添田監督は「復帰間もない状態だが、全仏やウィンブルドンで話したり練習を見るなかで、徐々に戻りつつあるという確信を得たことと、やはり彼の元々の実力はものすごいものがありますし、必ず戻ってきてくれるという、僕の勘じゃないけど、思いがあった」と選出した理由を明かした。起用については「単複両方実力あると確認できた」とし、様子を見ながら考えていく。

  ◆デビス杯の日本代表メンバー

西岡良仁(ミキハウス)、ダニエル太郎(エイブル)、望月慎太郎(木下グループ)、錦織圭(ユニクロ)、綿貫陽介(SBCメディカルグループ)

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