バドミントンのジャパン・オープン（２０日～２５日、スーパー７５０）の開幕に向けた記者会見が１９日、会場の横浜アリーナで開かれ、パリ五輪で混合ダブルス銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組（ＢＩＰＲＯＧＹ）、女子ダブルス銅メダルの志田千陽、松山奈未組（再春館製薬所）が出席した。
“シダマツ”ペアは、女子ダブルスで２０１８年の福島由紀、広田彩花以来、６年ぶりの日本勢制覇に挑む。志田は「五輪が終わって初めての国際大会。シダマツらしく全力でプレーできたら。楽しんでいる姿を見ていただけたらうれしいし、１つ１つ勝ち上がって、一番高いところにいけたらいいと思います」と意欲をにじませた。松山は「日本である国際大会なので、たくさんの方に見てもらいたい。目の前の一戦をとにかく一生懸命に頑張りたいです」と気持ちを高めた。
初出場の五輪でメダリストとなった後は、帰国後の空港で多くの人に出迎えられ、テレビ収録やメディアの取材などを多く受けてきた。インスタグラムのフォロワー数も、五輪前と比べて約２倍に急増した。「五輪が終わってからテレビの収録やいろんな取材もしていただいて、初めての経験だった。改めて五輪ってすごい舞台なんだなと感じました」と志田は率直に話した。松山も同様で「会社でも大勢で出迎えていただいて、五輪のすごさを感じました」と実感を込めた。
注目度や期待が大きくなったが、シダマツは応援を力に変えていく。志田は「メダリストとなった実感は、まだめっちゃわいているわけではないけど、五輪で初めて知って下さった方もいると思います。その方々のためにもコートに立って、自分のプレーを見せていきたい」と笑顔で話した。“シダマツ”らしいプレーで観客を魅了していく。