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J1札幌の荒野拓馬主将、2か月ぶり全体練習に合流

スポーツ報知 2024年8月19日 14時4分

 6月20日の練習中に以前から抱えている恥骨痛を発症し、別メニューとなっていたJ1札幌MF荒野拓馬主将(31)が19日、宮の沢での全体練習に合流した。1時間半、7対7の対人などを精力的にこなし「もう少し痛みが取れればとは思うが、ある程度プレーができるような痛みまでは落ちてきてるので。まずは復帰できてうれしい」と2か月ぶりに仲間と汗を流した時間を喜んだ。

 残り11試合で残留圏の17位湘南とは勝ち点10差。苦しい状況も「数字としての見た目は厳しいとは思うが、やっている選手はまだまだチャンスはあると思っているので」と逆転へ、強い気持ちを維持している。

 自身が欠場している間、大崎玲央の加入などでボランチの定位置争いは激化している。復帰しても荒野自身の立ち位置は保証されていないが「紅白戦でいいプレーをしないと出られないとか、いい競争ができているのはいいこと。僕もいいプレーをして、ポジションを取りにいきたい」と状況を歓迎し、争いを制する構えでいる。

 「2か月間休んでいたので」と9月の実戦復帰を視野に入れる。21日に天皇杯のJ2千葉戦、25日には18位磐田とのアウェー戦が控えるが「今いる選手を信じて、天皇杯を突破してもらって、ジュビロ戦もみんなに頑張ってもらって、それ以降の試合に絡めたら。9月をどう乗り切るかだと思うので。そこに向けていい準備をしたい」とより良い態勢を築いていく。

 戦列を離れている間は好きな酒も断ち、早期復帰を目指してきた。「まずはしっかりと降格圏を脱出することが大事。毎試合毎試合、負けられない戦いになる」。かける思いをピッチで示すべく、荒野が更なる状態向上を図っていく。

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