◆第１０６回全国高校野球選手権大会第１２日目 ▽準々決勝 青森山田１―０滋賀学園（１９日・甲子園）
滋賀学園は、青森山田との接戦に敗れて、春夏通じて初の４強進出を逃した。
甲子園初先発の２年生右腕・土田悠貴が６回２安打１失点と奮闘した。「左バッターに対するフォークや、どのバッターに対するスライダーが効いてて、ここまでの投球ができた」と、６回までに許したヒットは１本と二塁も踏ませず。自己最速を１キロ更新する１４３キロもマークした。しかし７回、先頭に内野安打を許したところで降板。代わったエース右腕の脇本耀士（３年）がその後、２死三塁から左前適時打を浴びて１点を失った。打線は９安打を放ちながら１点が遠く、８強敗退。試合後、土田は「勝つことを目標にやってきたので、そこが達成できなかったということが悔しい」と号泣も、「（甲子園は）自分の実力以上のものを発揮させてくれる最高の舞台。全試合投げきるような絶対的エースになってまた戻ってきたい」と前を向いた。
プロ注目遊撃手の岩井天史（３年）は、４打数２安打。今後は大学に進学する予定で「日々、しっかり努力して（ドラフト）１位で行けるように頑張ります。大学ＮＯ・１の遊撃手になりたい」と話した。