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獲得賞金自己最高16億円超えの松山英樹 高額賞金の背景には「オイルマネー」への対抗策

スポーツ報知 2024年8月20日 5時5分

◆米男子ゴルフ プレーオフ第1戦 フェデックス・セントジュード選手権 最終日(18日、米テネシー州メンフィス・TPCサウスウインド=7243ヤード、パー70)

 パリ五輪銅メダルの松山英樹(32)=LEXUS=が、節目のツアー通算10勝目を挙げた。単独首位から出て4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算17アンダーで2月のジェネシス招待以来の今季2勝目。プレーオフシリーズでの日本勢の優勝は初で、賞金360万ドル(約5億3280万円)を獲得した。今季の獲得賞金は1123万7611ドル(約16億6317万円)で自己最高を更新。ポイントレースでは8位から3位に浮上し、日本人初の年間王者を視界に捉えた。

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 米男子ツアーは2年前、サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」への対抗策として、新施策を発表した。トップ選手の20試合以上の出場や賞金総額が最低2000万ドル(約29億6000万円)となる高額大会の追加、下位選手への手当の保証などが含まれる。

 今季からは高額賞金、高ポイントで年8試合の「格上げ大会」が設立された。出場者は70~80人に絞られ、優勝者が獲得するフェデックスカップポイントは通常の500より多い700。松山は2月のジェネシス招待で400万ドル(当時約6億円)の優勝賞金を手にした。オイルマネーを背景に高額な移籍金でLIVゴルフに大物選手を引き抜かれた米ツアーは、賞金増額、新規大会創設などで巻き返しを見せている。

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