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【甲子園】滋賀学園は9安打0封負けで春夏初の4強入りならず エース・脇本耀士「チームの思いを背負い、一球一球投げた」

スポーツ報知 2024年8月20日 5時0分

◆第106回全国高校野球選手権大会第12日目 ▽準々決勝 青森山田1―0滋賀学園(19日・甲子園)

 1点に泣いた。0―0の7回無死一塁、滋賀学園・脇本耀士がマウンドに上がった。「エースの自分が抑えないと。チームの思いを背負い、一球一球投げました」。しかし、2死三塁で左前適時打を浴びた。ここまでの3戦で39安打21得点の打線は、相手の2倍以上の9安打を放ちながらも完封負け。春夏通じて初の4強進出を逃した。

 2年生右腕の土田悠貴が、今大会初先発で今春センバツ8強の青森山田を黙らせた。スライダーやフォークを駆使し、6回までわずか1安打で二塁も踏ませなかった。直球は自己最速を1キロ更新する143キロをマークした。ただ、「握力がないという報告を聞いていたので、早めの継投になった」と山口達也監督(53)。7回先頭に投手内野安打を許して脇本にスイッチしたが、結果的に継投が裏目に出た。

 それでも、夏は15年ぶり2度目の出場で初の8強入り。スタンドの選手によるキレキレのダンス応援がSNSで話題になるなど爪痕を残した。脇本は「自分たちが歴史を変えた。うれしい」と胸を張って、後輩にバトンをつないだ。(瀬川 楓花)

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