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東海大相模・藤田琉生の兄弟愛「苦しい時、ずっと支えてくれた」兄・瑞生さん「ザ・弟って感じツンデレでかわいい」

スポーツ報知 2024年8月20日 5時55分

◆第106回全国高校野球選手権大会第12日 ▽準々決勝 関東第一2―1東海大相模(19日・甲子園)

 東海大相模のアルプス席には、藤田琉生の兄・瑞生さん(21)の姿があった。同じ左腕で、現在は松蔭大(神奈川大学連盟)でプレーする兄も192センチの高身長。「自分も甲子園で投げることが夢だった。自分のことのようにうれしい」と聖地を見つめた。

 小さい頃からの仲良し兄弟だ。「ザ・弟って感じ。いつも自分にくっついて一緒にいた」と振り返る。現在もよく連絡を取り合う仲で、「ツンデレです。みんなの前では『お前』と呼ばれるんですけど、家では『お兄ちゃん、お兄ちゃん』と言ってくる。そこがかわいい」と頬を緩めた。

 琉生は準々決勝で無念の敗退。試合後の取材では気丈に振る舞っていたが、兄の話題になると号泣。「自分が苦しい時、ずっと支えてくれた。ありがとうと感謝を伝えたい」と声を詰まらせた。プロ注目の剛腕も、マウンドを降りれば17歳の少年。こみあげた兄弟愛が、涙となって頬を伝った。(松永 瑞生)

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