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エンゼルスがついに地区最下位転落 大谷翔平退団&トラウト長期離脱でも再建進まずプレーオフ絶望的

スポーツ報知 2024年8月20日 15時30分

◆米大リーグ ロイヤルズ5―3エンゼルス(19日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)

 エンゼルスがロイヤルズに3―5で敗れ、アスレチックスがレイズに3―0で勝ったため、エンゼルスがア・リーグ西地区単独最下位に転落した。最下位になるのは、6月8日以来、約2か月ぶりだ。

 苦しい台所事情が続くエンゼルスが、ついに地区最下位に転落した。シーズン開幕前には大谷がドジャースへFA移籍。さらに、トラウトも4月までメジャー一番乗りで2ケタ本塁打の10号に到達するなど、10本塁打、14打点の成績を残していたが、左膝の手術のため離脱し、今季中の復帰を断念した。78試合で打率3割をマークしていたレンヒーフォも手首の手術を受けるため今季中の復帰は絶望的。三塁手のレンドンは今季も故障がちで、チームの中心打者とはとても言えない状況だ。

 24歳捕手のオハピーが17本塁打、打率2割5分5厘、23歳遊撃手のネトが17本塁打、打率2割6分1厘と奮闘しているが、チームの中心打者としての責任を背負わせるのは時期尚早。26歳外野手のモニアク、25歳外野手のアデル、22歳内野手のシャヌエルはいずれも打率2割5分以下と苦しんでいる。投手陣もサンドバルが左肘トミー・ジョン手術のため離脱し、9勝を挙げている34歳左腕のアンダーソンも11敗を喫している。トレード期限直前には抑えのエステベスを放出するなど、戦いの標準を来季以降に見据えている。

 53勝72敗で借金19。ワイルドカードまで17ゲーム差で、15年から10年連続でプレーオフに進めないこともほぼ確実となっている。大谷が在籍した18~23年は1度も勝率5割以上を記録できず、22年は3位だったが、それ以外の5年は4位。低迷は続いているが、現状の地区5チーム制になった13年以降、地区最下位は今まで1度もない。2年連続最下位のアスレチックスにも抜かれ、厳しい戦いを強いられている。

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