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セーリングで銀メダルの岡田奎樹、吉岡美帆組がコンビ解消 吉岡は一線を退く方向

スポーツ報知 2024年8月20日 16時6分

 セーリング混合470級で、パリ五輪銀メダルに輝いた岡田奎樹、(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組が、コンビを解消することが分かった。21日から始まる全日本470級選手権(神奈川・江の島)が同コンビでのラストレースになる。吉岡は、次の2028年ロサンゼルス五輪を狙わず、一線を退く方向だ。セーリングは続ける。

 日本セーリング連盟は20日、岡田、吉岡のメダリスト会見を江の島で開催。吉岡は「ようやく努力が実った。これまで、メダルを取るために努力してきた先輩を見てきた。このメダルには、先輩の思いも詰まっている」と、日本セーリング界の歴史に感謝した。

 一方、この全日本を最後に、岡田との銀メダルコンビを解消し、一線を退く方向である気持ちも明かした。「(全日本)が最後の大会です。今まで3回(五輪に)挑戦してきたが、費やすエネルギーがものすごい。私自身も我慢してきたこともあるし、また4年間、同じことをやるエネルギーがちょっと自信がない」と、五輪に挑む大変さを明かした。

 ただ、「やっぱり少し金がよかったというのがある。だから、(五輪を目指すのが)ゼロではない。10パーセントぐらい」と、まだ完全な引退ではないことを強調した。しかし、銀メダルコンビは、残念ながら解消のため「最後は勝って終わりたい」と有終の美を誓った。

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