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【巨人】マジック阻止カード初戦で痛い大敗…山崎伊織が今季最多7失点KO 広島主砲に5打点許す

スポーツ報知 2024年8月20日 21時15分

◆JERA セ・リーグ 巨人3―8広島(20日・東京ドーム)

 巨人が広島との首位攻防、“マジック点灯阻止カード”の初戦を落とし、ゲーム差が「2」に広がった。先発の山崎伊織投手は1回に2点を先取されると、4回には一挙5失点。6日の広島戦の5失点を上回る今季最多7失点で降板となった。打線は広島の先発・森下暢仁投手から岡本和真内野手の19号ソロなどで3点を挙げたが、序盤の失点が大きすぎた。

 山崎伊は1回、先頭の秋山翔吾外野手に左前打、野間峻祥外野手には四球で、いきなりピンチを招いた。小園海斗内野手は送りバント失敗での1死一、二塁から、末包昇大外野手に左翼線に二塁打を打たれ、2人が生還し2点を先取された。

 

 2点を先行された巨人が2回、主砲の一発で1点を返した。先頭で打席に入った岡本和真内野手は、左翼ポール際に19号ソロ本塁打。17日以来のアーチで1点差に迫った。

 

 1点差で踏ん張りたかった山崎伊が4回に大量失点。矢野雅哉内野手、会沢翼捕手の連続中前打での無死一、二塁から、森下暢仁投手は初球のバント失敗から追い込まれてのヒッティング、たたきつける打撃は遊撃内野安打となり、無死満塁のピンチ。山崎伊は続く秋山、野間を連続でフォークボールで空振り三振に打ち取ったが、小園にはフォークボールで追い込んでから、最後は四球を選ばれ、押し出しで3点目。さらに、1回に2点二塁打を浴びている末包に、三塁線を破る走者一掃の二塁打。続く坂倉将吾捕手にも、中前タイムリーを許し、この回一挙5失点。リードを6点に広げられた。「大事な一戦で先発としての役割をはたせなかったのは凄く悔しいです。今日の反省を生かして次につなげたいと思います」山崎伊はその裏の攻撃で代打を送られ、4回9安打7失点で降板となった。

 6点を追う形になった巨人は4回、1死から坂本勇人内野手が中前打で出塁。2死となったが、浅野翔吾外野手が2打席連続ヒットとなる右翼フェンス直撃のプロ初の三塁打を放った。一塁から坂本がかえり、1点を返した。さらに、山崎伊の代打・オコエ瑠偉外野手が四球を選び2死一、三塁とチャンスが続き、丸佳浩外野手は投手のグラブに当たって二塁前に転がる内野安打とり、三塁から浅野が生還。3点目を挙げ、4点差に迫った。

 しかし8回、3番手の伊藤優輔投手は2死から秋山に右前打、野間にも中前打を打たれ一、二塁とされると、小園に左前タイムリーを許し、8失点目。ダメ押し点を奪われ、広島のリードは5点となった。伊藤は登板8試合目でプロ初失点だった。

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