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【甲子園】関東第一の高校通算61発主砲・高橋「歴史を塗り替える」覚悟の「低い打球意識」ロースコアの戦いに備える

スポーツ報知 2024年8月21日 6時10分

 第106回全国高校野球選手権大会は21日、甲子園球場で準決勝2試合が行われる。いずれも初優勝を狙うベスト4の各校は休養日の20日、それぞれ調整した。関東第一(東東京)は高校通算61発の主砲・高橋徹平内野手(3年)が「歴史を塗り替える」と神村学園戦(鹿児島)へ闘志を燃やす。

 高橋が同校を初の決勝に導く覚悟を示した。19日の東海大相模との準々決勝で、7回に決勝アーチを放った主将は「歴史を塗り替える」と力強く宣言した。

 ベスト8での戦いでは好投手・藤田の130キロのチェンジアップをバットを短く持って振り抜く決勝弾を放った。この日の打撃練習でも芯で捉えることを強く意識しながら練習に取り組んだ。「(準々決勝の本塁打は)しっかり低い打球を意識した。(次戦では)そういうヒットを打てればいいなと思います」と、自身のバットでチームをけん引するつもりだ。

 イメージするのはロースコアの戦いだ。3回戦の明徳義塾戦では3―2。東海大相模に2―1と、ともに接戦で競り勝ってきた。エース右腕・坂井遼(はる、3年)は3試合全て救援登板し、11回2/3を投げ無失点と圧巻の内容。関東第一の夏の最高成績は15年の4強。「ロースコアを勝ってきたのは自信になっている。球場全体の雰囲気にも圧倒されないチームができている。そういう雰囲気をいかに楽しめるかがカギになる」と高橋は意気込んだ。最後の夏をまだ終わらせない。(大中 彩未)

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