◆男子プロゴルフツアー Ｓａｎｓａｎ・ＫＢＣオーガスタ プロアマ戦（２１日、福岡・芥屋ＧＣ＝７２７４ヤード、パー７２）
２０１６年大会覇者の石川遼（カシオ）が２３日の第２ラウンド後半を、ピンマイクをつけてプレーすることを決めた。優勝した６月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品では、予選２日間の後半９ホールをマイクをつけてプレーし、ＡＢＥＭＡで生配信された。今回はＫＢＣの生中継で（ＹｏｕＴｕｂｅでも配信予定）、九州ローカルではあるが、初の地上波でのマイクプレーとなる。「トライアルみたいな感じになる。いろんなものを精査して次に進めていく過程にできたら。いろんな方法があると思うので、じっくりみんなで話し合っていきたい」と話した。
昨年から７番が２２ヤーード、１８番が３６ヤード伸びた。「チャンスホールが簡単にバーディーを取れるホールじゃなくなったという改造なので、スコアに影響はあると思う」と受け止めた。過去１１度出場し、優勝を含む１桁フィニッシュが６度と好相性を誇る。「今日プレーしていて、縦の距離が今のところは合っている。自分の感覚と実際に飛んでいる距離が合っている。距離感と方向性の精度を高く保つことが上位に行くためにはかなり重要。そこに明日以降も集中して組み立てていきたい」と口にした。
この時期の芥屋ＧＣは例年、猛暑で有名だ。昨年までは練習日のみ許されていた短パン着用が、今年から競技日も認められた。ツアーでは横浜ミナトチャンピオンシップと２大会のみ。石川はこの日は黒の短パン姿でラウンド。「（体感温度は）全然違うと思う。涼しい状態でやらせてもらっている」とありがたがった。ピンマイクもそう、短パンもそう。「ゴルフそのものが近い存在になって、みんなで楽しめるものになったら」との思いが強い。
２週前の横浜ミナトチャンピオンシップは予選落ちに終わった。「状態はあまり変わらずという感じではある。少しでも良くしていければ。試合の中でしか出てこない課題もあるので、そこと向き合いながらという感じ」。今大会からシーズンは後半戦に突入する。心機一転、好スタートを切りたい。