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【巨人】岡本がマジック阻止弾! 劇的な勝ち越し20号3ランで広島に逆転勝ち…1差で天王山のM点灯なくなった

スポーツ報知 2024年8月21日 20時48分

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1広島(21日・東京ドーム)

 巨人が主砲・岡本和真内野手の一発で首位攻防戦、“マジック点灯阻止カード”の2戦目に逆転勝ち。広島とのゲーム差を再び「1」に縮めた。先発のグリフィン投手は広島の先発・床田寛樹投手との投手戦を繰り広げ7回1失点と好投。浅野翔吾外野手の二塁打で7回に同点に追いついた巨人は、8回に岡本和が7年連続20号となる値千金の3ランで試合を決めた。このカードで3連敗すれば広島にマジック30が点灯する正念場で、まさにマジック阻止弾となった。

 グリフィンは2回、先頭の小園海斗内野手に中前打で出塁させたが、二塁盗塁を岸田行倫捕手が刺して走者なしとなると、菊池涼介内野手は空振り三振、坂倉将吾捕手は二ゴロに打ち取った。

 4回は、この試合3番に入る先頭の堂林翔太内野手に左中間を破る二塁打、末包昇大外野手の遊撃内野安打で無死一、二塁。小園海斗内野手の送りバントで1死二、三塁とされると、巨人の内野は前進守備。これが成功し、菊池涼介内野手の遊ゴロで本塁を突いた堂林を刺し2アウト。坂倉将吾捕手を左飛に仕留めて、ピンチを無失点でしのいだ。

 打線は4回、先頭の吉川尚輝内野手が右中間への打球で二塁へ。中堅からの送球でタッチアウトの判定だったが、巨人・阿部監督のリクエストで判定がくつがえりセーフに(二塁打)。すると、続くモンテス内野手への死球の判定に対しては、今度は広島・新井監督がリクエストをしたが、こちらは判定変わらず死球で無死一、二塁とチャンスが広がったが、岡本和真内野手は中飛、坂本勇人内野手は右飛、門脇誠内野手は二ゴロに打ち取られ、得点できなかった。

 0-0で迎えた7回、グリフィン投手が痛い一発を浴びた。2死から7番・坂倉将吾捕手に、3球目のシュートを完ぺきにとらえられ、右翼スタンドへの9号ソロ本塁打。広島に先取点を奪われた。

 巨人がその裏、同点に追いついた。坂本勇人内野手が先頭で四球を選んで出塁。門脇誠内野手が送りバントを決め1死二塁。岸田行倫捕手は空振り三振に倒れたが、続く浅野翔吾外野手が、左中間を破るタイムリー二塁打。14日の阪神戦で満塁アーチを放った19歳が、“天王山”で貴重な同点打、試合を振りだしに戻した。

 

 8回に主砲が大きな仕事をしてのけた。

 広島の2番手・ハーン投手から、先頭の吉川尚輝内野手が一塁強襲安打で出塁。モンテス内野手は右中間二塁打で続き、無死一、三塁とすると、岡本和真内野手が初球を打った瞬間にわかる左翼スタンドの3ラン本塁打。7年連続20号、8月得点圏15打席目での初安打が値千金の一発となった。

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