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13歳の須藤弥勒「85を打たなければいいな、くらいのペースで」…ツアーデビュー戦・ニトリレディス前日

スポーツ報知 2024年8月21日 18時45分

◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス プロアマ(21日、北海道・桂GC=6651ヤード、パー72)

 史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成した13歳の注目アマ・須藤弥勒(みろく、ゴルフ5/太陽自動車)は会場で調整した。「飛距離で(他のプロたちより)40~50ヤードほど置いていかれる。ハンディキャップをどれだけカバーできるか見てほしい」と話した。

 このコースは10回ほどラウンドしているそうだが「とりあえず距離が長いので、明日から雨予報なので、キャリーで止まってしまう。85(のスコアを)打たなければいいなくらいのペースでやりたい」と強調した。7番パー5は588ヤードと距離があるなど「ほとんどパーオンができないので、パーペースでボギーをできるだけとらないでいきたい」と見据える。キャディーを務める母・みゆきさんとは「ラフが長いので、できるだけフェアウェーに置いて、緊張しないようにいつものルーチンでできればいい」と話しているという。

 得意技はパットなどの小技。飛距離で不利になる面をパッティング、チッピングでしのぎ、スコアメイクにつなげる。「今週だけで私を評価しないでもらえたら。もちろん久しぶりの大会(試合)なので、ミスもあると思う。来週(ゴルフ5レディス)も含めて評価してほしい」とも語った。

 ◆今週達成する記録

 ▼大会最年少出場 弥勒の13歳16日での出場は、2013年大会の政田夢乃(13歳33日)を更新。※ツアーでは年少11番目(最年少はアレクサ・パノ=米国=のヨネックスレディスでの11歳288日)

 ◆期待がかかる記録

 ▼現行ルールでの最年少予選通過 出場年齢制限(13歳以上)が設けられた2017年以降で最年少の予選通過を目指す。それ以前では、2011年・大王製紙エリエールレディスの松原由美の12歳270日が最年少

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。13歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ計16社に推定総額3億6000万円以上の支援を受けている。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母・みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

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