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桂ざこばさんのお別れ会は「戦友」池乃めだかが爆笑スピーチ 2部制で約1000人が参列

スポーツ報知 2024年8月21日 20時19分

 ぜんそくのため6月に亡くなった上方の人気落語家・桂ざこばさん(享年76)のお別れ会が21日、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで開かれ、ファンや芸人仲間、関係者ら計約1000人が、天国のざこばさんとの別れを惜しんだ。

 告別式は親族や師匠の故・桂米朝さんの一門が出席してすでに営まれており、この日は、ファンの部に約400人、関係者の部には約600人が参列した。フロアには賞状や思い出の品、衣装の着物などが展示された。

 次女のタレント・関口まいが遺族を代表してあいさつ。「こんなにたくさんの方が来られて、父も喜んでいると思います」と、しみじみ。参列した桂文枝は「まいさんのあいさつ、泣けました」と涙を流した。

 代表スピーチは駆け出し時代から仲良しだった吉本新喜劇の池乃めだかと、タレント・なるみが担当した。

 なるみは、のちに愛称となる「ザコビッチ」と呼んだ本人で、「飲食店のおかみさんから『あの子、生意気やな』と言われたそうですが、『そんな子ちゃうねん』と、私をわざわざ店に連れて行って説明してくれた」と感謝。「その後、5軒ぐらい連れ回されたけど」と笑わせた。

 めだかは漫才コンビ「海原かける・めぐる」のめぐる時代に当時は桂朝丸を名乗っていたざこばさんと意気投合。年齢はめだかが上だが、芸歴はざこばさんの方が長かった「戦友」の間柄。当時、めだかは吉本所属ではなく「出番が一緒やったら、ほとんど毎日飲みに行ってた」という。

 その後、ざこばさんは日本テレビ系「ウイークエンダー」で大人気に。飲み代はすべてざこばさんのおごりだったため、遺影に「ごちそうさまでした!」と頭を下げたが「ウイーク―」で売れた時には「悔しくて…」と会場を爆笑させた。

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