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【ヤクルト】3戦連続初回3失点で3連敗 高津臣吾監督「初回の失点がすごく響いてゲームを落としている」今季の1、2回は合計116失点

スポーツ報知 2024年8月21日 21時25分

◆JERAセ・リーグ 阪神10―4ヤクルト(21日・京セラドーム)

 ヤクルトは3連敗で今季最多タイの借金15となった。先発のサイスニード投手が4回11安打6失点の大乱調が誤算だった。これでチームは8月の京セラDでの阪神戦は18連敗となった。

 高津臣吾監督は「初回の失点がすごく響いてゲームを落としているわけなので、今日こそ初回だけはと思って見ていたんですけどね」と振り返った。

 18日の広島戦(神宮)では石川が初回に3失点。20日のカード初戦は吉村が初回に3失点。この試合後に指揮官は「6時20分から3点を追いかけないといけないと思うと、それは厳しいですよね」との言葉を残していたが、3戦連続で初回に3失点。またも“悪夢”が繰り返された。

 助っ人右腕は8月の成績が2試合で1勝0敗、防御率1・59。いずれもマスクをかぶったのは松本直だったが、この日は内山を起用したものの、猛虎打線に勢いを止められなかった。佐藤輝に左前適時打、大山に2ランを被弾し、流れを引き渡した。高津監督も「2球で3点取られたので、もうちょっと4番、5番のクリーンアップのところを慎重に入ってほしかった。立ち上がりの失点の重さの意味を考えると、もうちょっと違う攻め方があったんじゃないかなと思いますね」と苦言を呈した。

 序盤の不安定さが低迷ぶりの“象徴”だろう。今季、初回に56失点、2回はイニング別最多の60失点。攻撃のリズムがなかなかつくれず、重苦しいムードが漂う展開が幾度となくあった。

 「難しいんでしょうけど、防ぐ方法はあると思う。その初回に失点する意味とか、チームの現状とか、いろいろ考えると、もう少し入り方の方法があったんじゃないかなと思いますけどね」と、指揮官は課題を挙げた。

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