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陸上800Mの久保凛、落合晃がU20世陸へ出発 久保「ワクワク」注目の現役高校生・日本記録保持者が決意

スポーツ報知 2024年8月22日 17時1分

 陸上の800メートル日本記録保持者で女子の久保凛(東大阪大敬愛高2年)、男子の落合晃(滋賀学園高3年)が22日、U20世界選手権(27~31日、ペルー・リマ)へ成田空港からの出国前に取材に応じた。久保は「海外での初めての試合になるので、ワクワクしている気持ちでいっぱいで、楽しみな気持ちです」と笑顔。落合は「楽しみっていう気持ちが大きいです。日の丸をつけてチームジャパンで戦わせていただく。自覚を持ってしっかり自分の走りをしたい」と力強く意気込んだ。

 6月の日本選手権(新潟)男女800メートルを制した、注目の現役高校生2人が世界の舞台へ向かう。落合は7月31日の全国高校総体(福岡)で1分44秒80の日本新記録で連覇を達成。2014年に川元奨、21年に源裕貴がマークした日本記録(1分45秒75)を約1秒、大幅に更新。久保も7月15日の奈良県長距離強化記録会の女子800メートルで1分59秒93の日本新記録をマーク。杉森美保が05年にマークした2分0秒45の日本記録を19年ぶりに更新し、日本女子で初めて2分を切った。

 男女の800メートルはともに現役高校生が日本記録保持者。抜群のスピードを持つ高校生は今後シニアの世界舞台も確実に視野に入れている。来年9月に東京で行われる世界選手権の参加標準記録は男子が1分44秒50、女子が1分59秒00。今大会の目標について、落合は「状態としてもすごく良い状態で来ているので、世界の方々と勝負して、やっぱり優勝というところと、自己ベスト。43秒台も目指していきたいです」と決意。久保は「(標準記録を)今回突破したいというのが一番。しっかり自分の納得のいくレースが出来るようにして、自己ベストと優勝を目標に、しっかりレースに全力で取り組みます」と話した。

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