◆JERA セ・リーグ 巨人1―2広島=延長10回=(22日・東京ドーム)
巨人・戸郷翔征投手が3戦連続の完封勝利まであと2アウトと迫りながら、同点に追いつかれ今季10勝目も逃した。チームも延長10回で敗れ、天王山に負け越したが、エースを責めることはできない。むしろ、11安打しながら1得点しかできなかった拙攻が響いた。
戸郷は今季21試合目のマウンドとなったが、登板時の援護点が1点以下だった試合が9度目(2点以下だと14度目)。ノーヒットノーランを達成した5月24日の阪神戦(甲子園)も1ー0での勝利だった。
今季は防御率2・09の安定感を誇りながら、9勝6敗と勝ち星が伸び悩んでいる。テンポの良い投球が持ち味だが、今季は打線との兼ね合いに恵まれないケースが目立っている。