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NHK、ラジオ国際放送で不適切発言の中国籍外部スタッフとの契約解除 刑事告訴も検討へ

スポーツ報知 2024年8月22日 18時7分

 NHKは22日、同局のラジオ国際放送の中国語ニュースにおいて、原稿の翻訳、読み上げを担当していた中国籍の外部スタッフが生放送中に原稿にない不適切発言を行ったことを受けて、21日付で外部スタッフとの契約を解除したことを公表した。

 NHKからの発表文書は次の通り。

◆中国籍外部スタッフへの対応について

 NHKは、中国籍外部スタッフと業務委託契約を結んでいるNHKの関連団体を通じて本人に厳重に抗議するとともに、21日付で本人との契約を解除しました。今後、損害賠償請求を行うとともに、刑事告訴の検討を含め、厳正に対処します。

◆再発防止策について

 ラジオ国際放送の中国語ニュースについては、20日から事前に収録して放送しています。ほかの言語についても今月中に事前収録にします。また、必要に応じて、AI音声の導入を検討します。今後、副会長をトップとする検討体制を作り、短期的な対応だけでなく、管理体制の強化等、中期的な再発防止策を策定し、国際放送に関するガバナンスの強化を行い、信頼回復に努めます。

 なお、NHKによると、19日のNHKの短波ラジオと衛星ラジオの国際放送、ラジオ第2放送(午後1時1分から15分まで)の中国語のニュース番組の中での中国籍外部スタッフによる原稿にはない、日本政府の公式見解とは異なる発言の内容は以下の通りという。

「釣魚島と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルではない業務に抗議します」(中国語)

「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」(英語)

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