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「勝負どころを見極めて自分のペースで」巨人ドラ1西舘勇陽、桑田2軍監督の助言胸にプロ初先発へ

スポーツ報知 2024年8月23日 5時45分

 巨人の西舘勇陽投手(22)が23日の中日戦(東京D)でプロ初先発する。22日は東京Dでキャッチボールや短距離ダッシュなどを行い、最終調整。本拠地でスターターとしての第一歩を刻むドラフト1位右腕は「特に気負うことなく、ファームでやってきたことをしっかり出せれば」とクールに語った。

 西舘は開幕から勝利の方程式の一角を担い、26登板1勝2敗19ホールド、防御率3・57。6月30日に出場選手登録抹消されると、ファームで先発として調整を進めてきた。「桑田2軍監督にも(力の)抜きどころについて言われてきたので、勝負どころを見極めて自分のペースでやれたら」と自然体で語った。

 本来は16日のDeNA戦(横浜)で先発デビュー予定だったが、台風7号の影響で中止に。翌17日のイースタン・DeNA戦(横須賀)で調整登板して4回2安打無失点、5奪三振と結果を残し、手応えを得てプロ初先発に臨む。本拠地での登板に向け、「ホームなのでファンの方が多い中で投げられるのはうれしいこと。声援もビジターより大きくなるので、自分の力に変えられるようにしたい」と誓った。

 ペナントレースも終盤に入り、負けられない試合が続く。大事な一戦を任された右腕は「首位の広島さんもいますし、一試合を大事に、先発の仕事をしっかり全うできれば」。先発としてのデビュー戦を勝利に飾る。(水上 智恵)

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