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巨人・浅野翔吾が雄たけび「打てたのは今後につながっていく」首位・広島相手に3戦連続適時打

スポーツ報知 2024年8月23日 5時20分

◆JERA セ・リーグ 巨人1―2広島=延長10回=(22日・東京ドーム)

 迷うことなく振り抜いた。浅野翔吾外野手(19)が3試合連続適時打で均衡を破った。両チーム無得点の6回1死一、二塁。アドゥワの初球、真ん中低め141キロ直球を捉えて、右前に運んだ。「3打席ともチャンスで回ってきていたので、何とか食らいついて得点につなげたいと思っていました。点につながって良かったです」。二塁走者の坂本が生還すると、浅野は右拳を握りしめて雄たけびを上げた。

 勝負どころの夏場に、起用に応え続けている。今季初安打となる満塁弾を放った14日の阪神戦(東京D)から6試合連続でスタメン出場し、うち5試合で安打。1軍再昇格後は主に8番打者として24打数8安打、打率3割3分3厘、7打点だ。「次のバッターがピッチャーなので、できるだけ負担をかけないように、自分が点を取ることでピッチャーがアウトになってもいいような状況にしたいと思ってます」。勝負強い打撃で、ポイントゲッターとしての役割を果たしている。

 好調の要因の一つは広角に打てていることにある。ファームでは「下半身を使って逆方向に強く打てるようにしよう」と、橋本2軍打撃コーチとともに右方向に強い打球を打つことをテーマに設定して練習。1軍再昇格後は、引っ張るだけでなく左右に快音を奏でている。

 2回1死一、二塁では中前安打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打。チームはカード負け越しとなったが、首位・広島との天王山で確かな存在感を示した。「タイムリーとかも1軍では連続で打ったことがなかったので、この3連戦で打てたのは今後につながっていくかなと思います」。手に残る感触を忘れることなく、右肩上がりの成長曲線を描いていく。(宮内 孝太)

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