プロバスケットボール男子Ｂリーグの千葉ジェッツは２３日、千葉県八千代市内で２０２４～２５年シーズンの指揮を執るトレバー・グリーソン新監督の就任記者会見を行った。
オーストラリア出身で、同国リーグの「ＮＢＬ」では指導者として５度の優勝経験があり、また世界最高峰ＮＢＡでもコーチ歴がある。今回初めて、Ｂリーグのチームを率いることが決まり、強豪の千葉Ｊで優勝を目指す。「いいチームバスケを浸透させていきたい。タレントがそろっているから強いとは限らない。素晴らしいチームバスケを見せることができたらいいなと思う。優勝を目指して（チームを）作り上げていきたい。未来につながる土台を作りたい」と決意を語った。
ＮＢＡでは２０２１～２３年にラプターズに在籍し、チームに新加入する渡辺雄太も指導していた。渡辺とは「ＮＢＡでいい関係性を築けたと思う」と新指揮官。また「彼はチームの中心になると思う」と断言し、「彼の強みを生かせるようにしたい。タレントがそろっているチームで、その中で（多くの人が）期待するように『渡辺雄太の日』が多ければいいなと思う」と話した。
千葉Ｊは当初、２３年Ｗ杯でドイツを初優勝に導いたゴードン・ハーバート氏と契約書のサインを交わしていたが、同氏から破棄の申し入れがあり、協議の末に契約を解除。７月半ばから新たな監督を探し、７月末にトレバー・グリーソン氏と契約を締結した。
千葉ＪはＢリーグのチャンピオンシップ優勝１回、天皇杯５回優勝を誇るリーグ屈指の強豪クラブ。