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ワタガシが最後の試合で準々決勝敗退 台湾ペアにストレートで敗れる 結成13年目ペア解消へ…ジャパンOP

スポーツ報知 2024年8月23日 17時33分

◆バドミントン ▽ジャパン・オープン 第4日(23日、横浜アリーナ)

 各種目の準々決勝が行われ、混合ダブルスでパリ五輪銅メダルを獲得した世界ランキング5位・渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)は、同22位の台湾ペアに9―21、17―21で敗退した。パリ五輪から帰国後の16日に今大会限りでのペア解消を発表していた“ワタガシ”ペアは、日本勢同種目初の連覇で有終の美を飾ることはできなかったが、ペアとして最後の舞台で集まった大観衆に感謝の思いを示した。

 第1ゲーム(G)はわずか11分たらずで9―21で取られた。第2G序盤も形勢は立て直せず、2―1から4連続失点。相手男子選手の痛烈なスマッシュを返せず、ワタガシの攻撃もネットにかかるなどリズムをつかみきれずにいた。「ワタガシ一本」コールが鳴り響く中、渡辺の強打などで中盤に一時、2点差まで迫ったが、終盤に相手の強打が立て続けに決まり、突き放された。

 福島・富岡一中時代に出会い、2012年からペアを組んで13年目。18年に伝統の全英オープンを初制覇し、21年東京五輪で日本勢同種目初の表彰台となる銅メダル。パリ五輪で日本のバドミントン界で初の2大会連続で銅メダルをつかんだ。今大会後はそれぞれの道を歩む。東野は女子ダブルスで28年ロサンゼルス五輪を目指す。新パートナーは、桜本絢子(ヨネックス)で全日本社会人選手権(9月6日開幕、鳥取)にエントリーした。混合ダブルスを継続する意向の渡辺は「見通しが立っていない」というが、全日本社会人選手権は、18歳の田口真彩(ACT SAIKYO)とペアを組み出場する。

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