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パリ五輪メダル逃すも「五輪でしか感じられない経験ができた」張本智和、きょう24日開幕Tリーグで悔しさ晴らす

スポーツ報知 2024年8月24日 7時0分

 7季目を迎えた卓球のノジマTリーグは男子が24日に東京―静岡、女子が25日に日本生命―神奈川で開幕。男女各6チームで優勝を争う。パリ五輪閉幕直後で注目される日本代表選手は団体銀メダルの女子・早田ひな(24)が日本生命、平野美宇(24)、張本美和(16)が神奈川から出場。男子は張本智和(21)、篠塚大登(20)が琉球から参戦する。

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 悔しい経験を胸に、エースが再出発を切る。2度目の出場となったパリ五輪を終えた琉球の張本智和は「リベンジする方法は何かを変えるのではなく、練習や試合の積み重ね。立ち上がって次に向かう」と新たな気持ちで再スタート。31日の金沢とのリーグ今季初戦へ、闘志を燃やしている。

 五輪ではあと一歩届かなかった。シングルス準々決勝では金メダルを獲得した樊振東(はん・しんとう)=中国=を追い詰めて3―4の惜敗。スウェーデンとの団体準決勝では2―0から逆転負け。フランスとの3位決定戦も2―3で3大会連続の表彰台を逃した。メダルまではあと一歩届かなかったが「結果を見ればメダルなしという悔しい結果。でも、五輪でしか感じられない経験ができた」と前を向く。

 リーグでは連覇を狙った昨季、レギュラーシーズン(RS)2位から挑んだプレーオフでRS3位の岡山に屈した。今度は悔しさを晴らしていく番だ。チームには今季から、パリ五輪の団体戦で共に戦った篠塚大登(20)=愛知工大=が加入した。まずは琉球を王座奪回に導き、ロサンゼルスへの成長につなげる。(宮下 京香)

 ◆大会方式 レギュラーシーズン(RS)で5回戦総当たりの25試合を実施。シングルス3試合、ダブルス1試合の団体戦で、最終ゲームは6―6からスタート。2勝2敗で並んだ場合は1ゲームの延長戦(ビクトリーマッチ)を実施。勝ち点制でRS上位3チームがプレーオフ(PO)に進出。RS2位と3位の勝者がRS1位と優勝を懸けて争う。今季は選手登録の上限は昨季の10人から8人に。ベンチ入りメンバーの発表は前日正午から、3日前の正午に変更された。

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