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松山英樹が腰痛で第2ラウンド開始前に棄権 初日は1差2位発進 プレーオフ第2戦

スポーツ報知 2024年8月24日 0時34分

◆米男子ゴルフツアー プレーオフ第2戦 BMW選手権 第2日(23日、米コロラド州・キャッスルパインズGC=8130ヤード、パー72)

 前週のプレーオフ初戦を制し、年間王者争いでポイントランク3位に浮上していた松山英樹(32)=LEXUS=が腰痛を訴えて第2ラウンド開始前に棄権した。松山は22日の第1ラウンドを6バーディー、1ボギーの5アンダー67で回り、首位と1打差の2位と好発進していた。第1ラウンドを終えて66をマークしたキーガン・ブラッドリー(米国)が首位。アダム・スコット(オーストラリア)ら4人が68で3位に並び、69の7位でザンダー・シャウフェレ(米国)ら3人が追う。

 松山は第2ラウンド開始前に棄権を決めた。優勝した前週のフェデックス・セントジュード選手権でも、腰に不安を抱えながらプレー。試合後には「体の状態もあるので残り3日でしっかりと準備をして、またゴルフの状態を上げていけたらいいなと思う」と話していたが、腰痛を理由に無念の決断を下した。

 第1ラウンドは2番で1メートル強につけてバーディーを奪うと、3番は3メートル、4番パー3では22メートルの超ロングパットを沈めて3連続バーディー。前週のフェデックス・セントジュード選手権で初めて使用したパターを、引き続き投入。グリーン上での好調を持続させ、トップと1打差の2位。プレーオフ連勝に向けて好スタートを切っていた。

 2週連続優勝へ期待が高まる初日の結果だったが、コンディションには不安を残していた。朝から風邪気味で、体調不良を訴えていたという。コース入りしてからも体のケアに時間を費やし、腰をストレッチする姿も。この日はショット練習もしたが、スタート直前にプレーを取りやめた。

 昨年大会も第2ラウンドスタート前に背中の痛みのため棄権。ポイントランク47位からの浮上はならず、最終戦のツアー選手権連続出場が9年で途切れていた。今年はポイントレースで3位につけており、上位30人による最終戦への進出は確実だが、棄権によりランキングの浮上は見込めない。逆転での年間王者へ、最終戦までの1週間で体の状態を整えていく。

 ◆松山の年間王者への道 年間ポイントランク首位のシェフラー(米国)とは2634点差の3位。最終戦のツアー選手権は今大会までのポイントランクによる30選手のハンディキャップ戦のため、今大会終了時の通算ポイント上位者が有利。1位は10アンダー、2位は2打差、3位は3打差、4位は4打差、5位は5打差、10位までは6打差、15位までは7打差からスタートする。プレーオフ最終戦勝者=年間王者のため、最終戦優勝は不可欠となる。

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