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フラッグフット日本代表が世界選手権へ 男子はXリーグ出身者も…藤本将司「アメフトの技術と基礎を発揮したい」

スポーツ報知 2024年8月24日 7時30分

 28年ロサンゼルス五輪の追加種目、フラッグフットボールの世界選手権(27~30日、フィンランド)に出場する男女日本代表が23日、羽田空港から出国した。

 世界ランキング9位の男子は新戦力が加わり、4強以上を目指す。3位だった昨年のアジア・オセアニア選手権はフラッグフットボール選手のみで構成していたが、今大会の12人にはアメリカンフットボールの社会人Xリーグ出身者の木下典明と藤本将司、池井勇輝(いずれも東京ヴェルディ)が選考合宿を経て代表入りを果たした。

 両者の融合を進めてきた岩井歩監督も相乗効果に期待を寄せた。ミーティングではNFLアトランタ・ファルコンズに練習生として参加した経験があり、NFLヨーロッパでもプレーした木下らアメフト出身者が積極的に発言。アメフトの技術や考え方をチームに落とし込む一方で、フラッグの選手も戦術や技術を共有。「お互いに良い刺激を与えながら、準備期間を過ごせた・アジア・オセアニア選手権とは一味違ったチーム作りができた」と手応えを示した。

 現役のXリーグ選手で唯一代表入りした40歳の藤本も、自身の経験を生かす決意を示した。アメフトは今年限りで引退し、来年からはフラッグに専念する予定。現在は所属するオービックシーガルズの理解を得て2種目に挑戦している。接触の有無など競技性も異なり、両立の難しさはあるものの「フラッグを取るとか戦術はずっとやってきたメンバーにはかなわないが、アメフトのテクニックやファンダメンタル(基礎)を存分に発揮したい」と意気込んだ。

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