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大谷翔平、史上最速の126試合で「40―40」到達 MLB6人目の快挙 自身初のサヨナラ満塁弾で決めた

スポーツ報知 2024年8月24日 13時37分

◆米大リーグ ドジャース7x―3レイズ(23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、史上6人目となる40本塁打、40盗塁の「40―40」を達成した。3―3の9回2死満塁から自身初のサヨナラ弾、しかも満塁本塁打で決めた。昨年9月の右肘手術の影響で投手を封印し、打者専念の年に史上最速の出場126試合で偉業に到達した。これまでの最速記録は06年のソリアーノ(ナショナルズ)の出場147試合だったが、大幅に更新した。

 本拠地・レイズ戦に「1番・DH」で先発出場。この日までに39本塁打、39盗塁の「39―39」だった大谷は、4回先頭の第2打席で6試合連続安打となる遊撃内野安打を放つと、1死後、3番・フリーマンの初球に二盗敢行。完璧なスタートで3試合連続の40盗塁目を決めた。昨季まで21年の26盗塁が自己最多だった男とは思えない快足に、ドジャースタジアムは大歓声に包まれた。記念のベースはMLB公認シールが貼られ、回収された。

 そして、3―3の9回2死満塁。右中間へ4試合ぶりの40号を自身初のサヨナラ弾。2年連続3度目の40本塁打とともに「40―40」を成し遂げた。今季5度目の本塁打&盗塁の同時マークで一気に決めた。ダブルリーチから同日に決めたのは6人目で初めてとなった。これでシーズン50発、50盗塁ペース。史上最速の「40―40」はあくまで“通過点”で、史上初となる「45―45」さらに「50―50」も現実味を帯びている。

 エンゼルス時代からレイズ戦には“縁”があった。渡米2年目の19年6月13日(同14日)に日本人選手初のサイクル安打。21年6月25日(同26日)にはメジャーでは自身初の先頭打者本塁打。22年、23年に記録した2本の満塁弾はともにレ軍が相手だった。満員の本拠地で達成した「40―40」。またしても歴史が動き、MVPコールも巻き起こった。

◇歴代の「40―40」達成者(到達時の出場試合数→最終成績)

〈1〉1988年 J・カンセコ(アスレチックス) 151試合→42本塁打、40盗塁

〈2〉1996年 B・ボンズ(ジャイアンツ) 158試合→42本塁打、40盗塁

〈3〉1998年 A・ロドリゲス(マリナーズ) 153試合→42本塁打、46盗塁

〈4〉2006年 A・ソリアーノ(ナショナルズ) 147試合→46本塁打、41盗塁

〈5〉2023年 R・アクーニャ(ブレーブス) 152試合→41本塁打、73盗塁

〈6〉2024年 大谷翔平(ドジャース) 126試合→?

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