Infoseek 楽天

【巨人】井上温大、5回3安打無失点&対中日19イニング無失点で勝ち投手の権利 内海投手コーチ「しっかり自分の球を投げ込めている」

スポーツ報知 2024年8月24日 15時42分

◆JERA セ・リーグ 巨人―中日(24日・東京ドーム)

 中日戦で今季2戦2勝、計14イニング無失点と好相性の井上温大投手が自身5連勝と7勝目を目指して先発。3点の援護をもらい、5回まで3安打無失点で対中日の無失点を19イニングに伸ばし、勝ち投手の権利を得た。

 1回に巨人が先取点。初めて「2番・右翼」でスタメン出場した浅野翔吾外野手が、1回1死の第1打席で、中日の先発・柳裕也投手の変化球をとらえて、左中間スタンドに2号ソロ本塁打。4試合連続安打中と好調の19歳が連敗中のムードを払拭する、14日の阪神戦での満塁弾以来のアーチで先制のホームを踏んだ。

 2回は1死から門脇誠内野手が右前打で出塁。井上温大投手が送りバントを決め2死二塁、丸佳浩外野手は四球で歩き、2死一、二塁となったが、第1打席で2号本塁打の浅野は、空振り三振に打ち取られた。

 井上は3回1死から岡林勇希外野手に初ヒットとなる右前打。山本泰寛内野手を空振り三振、川越誠司外野手の遊撃内野安打で2死一、三塁とされたが、細川成也外野手の三遊間への当たりを遊撃・門脇誠内野手が好捕して一塁へ送球、アウトにして得点を許さなかった。

 巨人は3回、先頭のモンテス内野手が2打席連続二塁打となる右翼線二塁打、岡本和真内野手は左前打で続き無死一、三塁。坂本勇人内野手の中飛でモンテスが三塁からタッチアップしたが、中日の中堅・岡林の好返球でタッチアウト。なおも2死二塁だったが、吉川尚輝内野手は左飛に終わり、無死一、三塁の好機を生かせなかった。

 井上は4回1死から宇佐見真吾捕手に右翼線二塁打、村松開人内野手の一ゴロで2死三塁とされたが、田中幹也内野手を空振り三振に打ち取り無失点。5回は3者凡退に抑えた。

 井上の投球について、内海哲也投手コーチは「バランスもよく、しっかりと自分の球を投げ込めている印象。チームが連敗中で苦しい状況ではあるけれど、投手として一段階上がる為にも、こういう状況の時に、チームに勝ちを呼び込める投手になってほしいし。この後もチームにいい流れを呼び込む投球に期待したいです」と話した。

 打線は5回、先頭で浅野が左中間二塁打、モンテスの中飛で三塁へ進み1死三塁。岡本和は四球で歩き一、三塁、坂本は空振り三振に倒れたが、吉川が右前タイムリーを放ち、2点目。さらに、2死一、三塁から柳の暴投で三塁走者・岡本和がかえり3点目を奪った。

 右前タイムシーの吉川は「チャンスだったので何としても追加点をとるんだ!と打席に入りました」とコメントした。

この記事の関連ニュース