◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 第３日（２４日、北海道・桂ＧＣ＝６６５１ヤード、パー７２）
１２位から出た、札幌市出身の２４歳ルーキー、政田夢乃（なないろ生命）が６バーディー、２ボギーの６８で回り、通算８アンダーでホールアウトした。現時点で首位と３打差の４位となっている。
前半は４番で第２打をピンそばにつけるなどで２つ伸ばすと、１０、１１番で連続バーディー。１４、１６番でいずれも３メートルを沈め、快調に伸ばした。「朝の練習でショットの調子があまり良くなかったが、今日はパターが入ってくれた」と笑顔で振り返った。
今週、キャディーに初起用するティーチングプロの弟・大成さんとの初タッグで上位争い。ライン読みでは「信じきりました。心強くなっている」と感謝した。
昨年１１月のプロテストに５度目の挑戦で合格した。予選会ランク１４７位からスタートした今シーズン、ＪＬＰＧＡ会員としての初戦リゾートトラストレディス（５月）でトップ１０の８位に入るなど、リランキングで３０位に浮上し、中盤戦の出場権をつかんだ。今季は９試合に出場し、メルセデス・ランクで６５位につけている。
２週前のＮＥＣ軽井沢７２でツアー自己最高の２位。地元・北海道の応援を受け「距離の長いホールもあり、自分の中で苦手なコースで今週は厳しいのかなと思っていたが、応援してくれるギャラリーの方も多く、弟がキャディーというのもあり、リラックスしながらいつも通りプレーできている」という。悲願の初優勝に向けて「緊張感もあると思うけど、それを乗り越えて優勝できたら」と言葉に力を込めた。