◆パ・リーグ 西武―楽天(24日・ベルーナドーム)
西武の渡辺久信監督代行が、死球に激怒しベンチを飛び出す場面があった。
8回、先頭の佐藤龍が左腕に死球を受けると、怒りを隠さずベンチを真っ先に飛び出した。両軍のベンチから選手、監督、コーチらが飛び出したが、今江監督らにも強い口調で抗議。楽天の渡辺コーチ、後藤コーチら元西武のコーチになだめられ、ベンチへ戻った。
佐藤龍は23日の同カードでも死球を受け、この試合では直前の7回の打席で本塁打。試合後、指揮官は「普通というか、昨日の今日でホームラン打った次打席にデッドボールというのは、ちょっとね。狙ってる訳ではないと思いますよ、当然。先頭打者だし。狙ってる訳じゃないと思いますが、当てちゃダメなシチュエーションですよね、やっぱり」と冷静に語った。
さらに「真剣に戦っている上ではありえることなんで、もし逆の立場だったらどうですかっていう話ですよね。そういうとこですよ、たいしたことじゃないですよ全然」と話した。
佐藤龍は真っ先に監督代行がベンチを飛び出したことに「うれしかったです。守ってくれてるじゃないですけど、うれしかったです」と感謝していた。