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越中詩郎「デビュー45周年」を勝利で飾る…「これからも一生懸命、頑張ってリングに立ちたい」…8・24後楽園全成績

スポーツ報知 2024年8月24日 21時35分

◆全日本プロレス「ザ・リーヴ presents 越中詩郎デビュー45周年記念大会 ~supported by 全日本プロレス~」(24日、後楽園ホール)観衆1349

 全日本プロレスは24日、後楽園ホールで「ザ・リーヴ presents 越中詩郎デビュー45周年記念大会 ~supported by 全日本プロレス~」を開催した。

 越中は、1978年に全日本プロレスに入門。翌79年3月5日に千葉・館山市民センターで園田一治(ハル薗田=故人)とデビュー戦を行い以来、新日本プロレス、WJなどを渡り歩き、高田延彦戦など幾多の名勝負をリングに刻み65歳の現在も第一線で戦い続けている。

 メインイベントのスペシャルマッチには、新日本プロレスの田口隆祐、2AWの真霜拳號が特別参戦。越中は、田口、真霜、三冠ヘビー級王者の青柳優馬と組み諏訪魔、芦野祥太郎、立花誠吾、黒潮 TOKYO ジャパンと対戦。場外戦で諏訪魔と乱闘。羽交い締めしたところを観戦した越中の物まねで知られるタレントのケンドーコバヤシがチョップ攻撃を放ちホールは騒然となった。

 大混戦のリングは、越中がヒップアタックを乱れ打てば、白ばかまに田口も強烈なケツ攻撃をヒット。しかし、白ばかまに身を包んだ青柳は、黒潮のかん腸殺法に逆襲され未遂に終わった。最後は、越中を含む4人が立花にヒップアタックの四重奏でグロッギーに追い込み越中が強烈なパワーボムで立花の後頭部をマットにたたきつけ、記念試合を飾った。

 試合後は、リング上で記念セレモニーを開催。中学時代の同級生から花束を贈られ、全日本の後輩・小橋建太、ケンドーコバヤシ、全日本の先輩で平成維震軍の同志だったザ・グレート・カブキ、新日本プロレス時代の先輩でドラゴンボンバーズを結成した藤波辰爾、そして全日本時代の先輩・天龍源一郎が登場。車椅子で花道に現れた天龍は「45年おめでとうございます。今までもこれからもここに集まった人たちに興奮をずっと与え続けて頑張っていただきたいと思います」と祝福の言葉を贈った。

 最後に越中は万感の表情で「ありがとうございました」とファン、関係者、全日本プロレスに感謝し「45年。あっという間に過ぎていきました。これからも一生懸命、頑張ってリングに立ちたいと思います」と決意表明すると満員のホールから大きな拍手と「越中コール」がわき上がった。

 バックステージで越中は「全日本プロレスに帰ってこられて不思議な感じもするんですけど、ありがたかったです」とかみしめていた。これからのプロレス人生を「たくさんはできないですけど、呼ばれたら応えたいなと思います」とほほ笑んでいた。

 ◆8・24後楽園ホール全成績

 ▼越中詩郎デビュー45周年記念スペシャル8人タッグマッチ 60分1本勝負

○越中詩郎、田口隆祐、真霜拳號、青柳優馬(13分24秒、パワーボム→エビ固め)諏訪魔、芦野祥太郎、立花誠吾●、黒潮 TOKYO ジャパン

 ▼第5試合6人タッグマッチ 30分1本勝負

○宮原健斗、MUSASHI、吉岡世起(12分41秒、シャットダウンスープレックスホールド)藤波辰爾、LEONA、高岩竜一●

 ▼第4試合タッグマッチ 30分1本勝負

大森北斗、○サイラス(9分19秒、リバーススプラッシュ→片エビ固め)長井満也●、田中稔

 ▼第3試合世界タッグ選手権試合前哨戦8人タッグマッチ 30分1本勝負

○安齊勇馬、本田竜輝、綾部蓮、ライジングHAYATO(14分33秒、ギムレット→片エビ固め)斉藤ジュン、斉藤レイ、“ミスター斉藤”土居成樹、セニョール斉藤●

 ▼第2試合タッグマッチ 30分1本勝負

○田村男児、鈴木秀樹(5分18秒、ラ・マヒストラル)羆嵐、ハートリー・ジャクソン●

 ▼第1試合タッグマッチ 30分1本勝負

○井上凌、大森隆男(9分41秒、大観音スープレックスホールド)佐藤光留、土方隆司●

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