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J3富山が3発快勝でホーム無敗を継続…今季最多の5816人が来場

スポーツ報知 2024年8月24日 21時41分

◆明治安田J3リーグ 第25節 富山3-0松本山雅(24日、富山県総合運動公園陸上競技場)

 カターレ富山は、3-0で松本山雅FCに快勝。順位はJ2昇格プレーオフ出場圏内の4位をキープした。前半は互角の展開が続く中、同41分にDF安光将作(24)が鮮やかに先制ゴールを決めると、後半8分にはMF高橋馨希(23)が追加点。後半ロスタイムには、今季新加入のMF井上直輝(27)が今季初ゴールを決めると、ベンチ前ではもみくちゃにされて喜び合った。今季最多となる5816人が来場する中、スタンドも大きく盛り上がった。2点目を上げたMF高橋は「本当に多くの観客が来てくれた。ホームで負けてないのは応援のおかげです。負けられない戦いが続くが、自分たちのサッカーをやりきりたい。残り試合も力を貸していただければ」と笑顔を見せた。

 中断期間明けとなった、17日の北九州戦では0-2で敗れ、この日は6人の選手を入れ替えた。小田切道治監督は「今週の最初のトレーニングで、シャッフルしながらやるよと選手に伝えた。その中で、良かった選手をチョイスしました」。その6選手が攻守で奮闘し、5試合ぶりにスタメン出場したMF布施谷翔(23)と、4試合ぶりスタメンのFWマテウス・レイリア(29)が各1アシストをマークした。先制ゴールを挙げたDF安光は「チャンスをもらった選手は、今日がダメだったらラストチャンスだと覚悟してプレーした選手もいる。すごくプレッシャーはかかっていたと思う」と話せば、小田切監督は「選手を入れ替えた中、クオリティーを落とさずにプレーできた。久々のスタメン出場の選手でも、戦術理解が出来ている上、中断期間には全員がもう1回、チームのベースを理解しながら取り組みました」と手応えをつかむ。

 今季はホーム戦で抜群の強さを発揮し、この日の勝利で通算8勝4分と無敗記録を継続中。今季は残り13試合となったが、DF安光は「夏場に失速したり、大事な試合で勝てないと言われているのは知っているが、今年の俺たちは違うと思っています」と話せば、小田切監督は「自分たちがやっていることを信じ、ブレないことが大切。いい競争の中で、誰もが納得できるような選手起用ができる組織作りをして勝ち続ければ、昇格できると思っています」と決意。選手、スタッフが一丸となって、勝負のリーグ終盤戦に挑む。(中田 康博)

 ○…松本山雅FCの霜田正浩監督「1000人を超えるサポーターに来てもらったのに、目の前で情けない試合をしてしまい、本当に申し訳ないです。自滅で3失点してしまった。試合の内容も、結果も、姿勢も、すべての原因は自分にあると思っています。今後、どうやってファイティングポーズを取るか、もう1回、サッカーを見つめ直したい。それが出来る選手だと、僕は信じています」と振り返った。

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