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J2藤枝 序盤で10人になる数的不利に踏ん張りきれず、1点が遠く2試合ぶり黒星

スポーツ報知 2024年8月25日 8時52分

◆明治安田J2リーグ ▽第28節 藤枝0-1山形(24日・藤枝)

 藤枝MYFCは勝ち点で並ぶ山形に0―1で敗れ、2試合ぶりの黒星を喫した。前半27分にMF大曽根広汰(25)が一発退場。数的不利に陥りながら踏ん張っていたが、後半15分に決勝点を許した。

 最後まで下を向かなかった藤枝イレブンだが、1点が遠かった。前半の退場が重くのしかかり、今季13度目の無得点。それでも須藤大輔監督(47)は「一言で言うと、選手は感動すら覚える素晴らしいプレーを最後までした」と、10人で懸命に前を向き続けた姿勢を評価した。

 序盤で数的不利に陥った。前半27分、後方からのロングボールを競り合ったMF大曽根がペナルティーエリアのすぐ外で相手を倒し、このプレーで一発レッドカード(得点機会阻止)を宣告された。その後は押し込まれる時間帯が続くも、GK北村海チディの好守が光り得点を許さないまま折り返した。

 後半の立ち上がりも踏ん張ったが、同15分、相手にワンツーで突破を許しFWディサロに先制ゴールを被弾した。指揮官はMF浅倉やスピードに定評があるDFモヨ・マルコム強志らを投入して反撃を試み、同23分にはこぼれ球に反応したFW矢村が左足でシュート。だがこれを相手GKにはじき返されるなど、ネットを揺らすには至らなかった。

 8月は2勝2敗で終え、次は9月1日に敵地で熊本と対戦する。残りは10試合。目標に掲げるプレーオフ圏の6位・岡山とは勝ち点9差となった。須藤監督は「厳しくはなったが、今日で得たものもある」。可能性が1%でもある限り、挑戦の歩みは止めない。(武藤 瑞基)

 ◇藤枝GK北村(1失点も再三の好セーブ見せる)「10人になりながらも怖がらずビルドアップできていたし、チームとしていいところは出ていた。次勝ってもう一度プレーオフ圏を目指せる位置に戻らないと」

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