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J3沼津 勝ち点で並ぶライバル・今治に敗れ3位転落、中山雅史監督「本当に悔しい」

スポーツ報知 2024年8月25日 9時6分

◆明治安田J3リーグ ▽第25節 沼津1-2今治(24日・愛鷹)

 リーグ2位のアスルクラロ沼津は同じ勝ち点で3位の今治と対戦。1―2で敗れて連勝は3でストップし、入れ替わりで3位に後退した。先制を許した沼津は前半40分にMF持井響太(25)の3戦連発となるゴールで追いついたが、前半終了間際にPKで勝ち越され、後半の猛攻も届かなかった。次節・31日はアウェーで4位の富山と戦う。

 勝ち点43で並ぶライバルを突き放せるか。約1か月ぶりのホーム戦は、J2昇格に向けたポイントになる一戦だったが、沼津にとって2点目が遠かった。「本当に悔しい」と中山雅史監督(56)は話した。

 序盤は今治の速いプレスに押し込まれた。パスミスが増え、前半16分に失点。持井の3戦連発弾で追いついたが、終了間際にPKを与えると、後半は一進一退の攻防に。1対1のピンチをGK武者大夢が何度も防ぎ、同点(勝ち点1)へ望みをつなぐ。

 「前から圧力をかけていく」(監督)と同21分には川又堅碁と斎藤学の元日本代表コンビを同時投入。縦への攻撃を増やして全員でゴールへ向かっていく。しかし持井のシュート、DF附木雄也のヘディングとも枠に嫌われた。「仕留めたかったが、今治は勝負強かった」と持井は悔しさをかみしめた。

ゴン監督「成長のため」 今季10勝1分け1敗と強かった愛鷹で、痛い黒星。3位に下がり、勝ち点1差で富山や北九州が迫ってきた。だが、まだ13試合ある。「未熟だったチームが成長するための試合にしたい」と監督。勝負はこれから。「富山戦に集中していく」と持井も気持ちを切り替えていた。(里見 祐司)

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