Infoseek 楽天

安楽宙斗“まさかのミス”「メダルを忘れちゃった(笑い)」日本男子初の快挙は「もう思い出」

スポーツ報知 2024年8月25日 12時44分

 スポーツクライミング男子で、パリ五輪の複合銀メダリスト・安楽宙斗(そらと)=JSOL=が25日、都内で小学生を対象としたボルダリング教室に参加した。

 太陽が照りつける気温30度超えの厳しい暑さの中、子どもたちに壁の登り方やコツなどを指導。「あんまり教えるってことをしたことがなかったので、新鮮でおもしろかった。(子どもたちは)瞬時に判断して素早く登っていて、僕の指示が遅れていた(笑い)」と振り返った。

 この日、本来は獲得した銀メダルをお披露目する予定だったが、まさかの「メダルを忘れちゃった」と苦笑い。代わりに参加した子どもたちから、メッセージや絵が描かれた手作りのメダルをもらい「重みがある。作ってくれて、来てくれてうれしい」と喜んだ。

 日本男子初の同種目メダリストとなった安楽。快挙からは約2週間が経ち、今は「悔しさは特になくなっていて、もう思い出みたいな感じ。パリに行きましたみたいな」。気持ちはすでに次戦へと向かっており、この先は9月にスロベニア・コペル、チェコ・プラハ、10月に韓国・ソウルで行われるW杯に出場を予定。「1大会1大会で1位を取る。優勝回数を増やしたい。来年は世界選手権もあるので、それに向けても意識しつつ、W杯で毎回優勝狙って練習できたらなと思う」と意気込んだ。

 17歳の高校生は現在、夏休み中。2学期は9月2日から始まるそうで、休みも残りわずか。「仕事が入り、(夏休みらしいことは)できないと思う」と、メダル獲得の反響で多忙を極めそうだが、「僕が強くなればなるほど有名になっていけるのかなと思う」と頼もしく語った。

この記事の関連ニュース